コントローラーのトリガーを修理
以前にも一度コントローラーの右トリガーに引っ掛かりがあってコントローラーを分解して修理したことがありましたが、ここ最近になって、今度は最後まで押し込んだ後のトリガーの戻り方に”スムーズに戻らない”という違和感が出始めたので、再度、分解して修理することにしました。
最後まで押し込み指を話すと一瞬遅れて戻るようになった右トリガー
コントローラーの分解
まず、電池ボックスのシールの下にネジがあるのでそれを外します。
コントローラーのネジは「+」でも「-」でもなく「*」になっているのでヘックスレンチ(T18)で外してください。ヘックスレンチはホームセンター(カインズなど)で売ってます。
こんな感じで電池室のネジを外します。
次にグリップの裏カバーを外します。このカバーははめ込み式なので工具は必要ありません。
外し方は、グリップ側面の溝に人差し指から小指までの爪を引っ掛けて力ずくで外すだけです。マイナスドライバーなどで外そうとすると、目立つ傷が付いてしまうので避けた方が良いです。もし、道具を使うならプラスチック製の柔らかいヘラが良いでしょう。
左右のグリップの裏カバーを外したら、今度は赤色の〇の位置にあるネジを外してコントローラー本体の裏カバーを外します。
コントローラー本体の裏カバーには何も部品が付いていないので、外して何かを壊してしまう心配はありません。
裏カバーと同様に表カバーもあっさり外れます。表カバーにも部品は付いていないので取り外しで特に気を遣う必要はありません。
レバー類やボタン類も落ちることはありません。素晴らしい構造です。
原因を調べる
さらに、LRボタンを外して原因がどこにあるのかを調べます。
右トリガーそのものや右トリガーの可動部には目立った摩耗などはありません。
別の角度からも確認しますが、やはり異常はないようです。
この状態で最後まで右トリガーを引いてみましたが、引っ掛かることなくスムーズに戻ります。コントローラー裏カバーがなければ引っ掛からないということは、コントローラー裏カバーのどこかに原因があるということです。
コントローラーの裏カバーを詳しく観察します。
しばらく観察していたところ、ついに原因を発見しました。コントローラー裏カバーの右トリガー裏側に、右トリガーの動きを受け止めるゴム製のストッパーが貼ってありました。ここに右トリガーが一瞬だけくっ付いて右トリガーの戻りを悪くしていたようです。
右トリガーの赤色の〇の部分が、コントローラー裏カバーのゴムストッパーに当たる構造になっているようです。
コントローラー裏カバーのゴムストッパー部分をべた付かないように掃除をして、念のため、右トリガーのストッパーに当たる部分も少し削って表面をザラザラにしておきます。
最後に、外した部品やネジを元に戻して作業完了です。最後まで押し込んでも右トリガーはスムーズに戻るようになり、これで完全に復活しました。
備考・その他
作業時間は慣れていれば30分くらいですが、初めての場合は2~3時間はかかるかもしれません。
コントローラーの分解は特に難しいところはありませんが、グリップの裏カバーを外す時は爪を傷めないように気を付けてください。
また、LBとRBの部品は柔らかい素材で作られているようなので、無理に外そうとをすると割れる心配があります。分解はくれぐれも慎重に行ってください。(^^♪
END